就活生の中には、「就活が失敗しないか不安」「就活に失敗したらどうなるんだ?」と不安になっている人もいるでしょう。
この記事では、就活失敗とは何なのか、原因や失敗してしまう人の特徴や、失敗しないための方法について、詳しく解説します。
目次
就活失敗とは?
まずは、就活失敗とは何なのかについて、考えていきます。
就活失敗は、大きく3つあると思います。
- 卒業までに就職できなかった
- 希望の会社に就職できなかった
- 就職はしたが、想像していたものと違った
卒業までに就職できなかった
まず1つ目の就活失敗は、そもそも大学卒業までに内定を取れなかった、就職できなかったというものです。
確かに、就活は”就職活動”の略なので、就職できなければ、”失敗”のように考えてしまっても、仕方ありません。
就活に失敗してしまうとどうなる?人生終了?
就職できなければ、”就活失敗”のように思えますが、就活に失敗するとどうなるのでしょうか?人生終了と思っている人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
まず、大学を卒業しても、就職できなかった人は、一般に「既卒」と呼ばれます。
確かに、新卒と比べてしまうと、就職が難しく感じるかもしれませんが、既卒向けの就職支援サービスもありますし、そこで紹介してくれる企業の中には上場企業も多く含まれています。決して、就職不可能というわけではありません。
既卒向けの就職支援サービスの中には、第二新卒も対象としているところが多く、その点で言うと、大学卒業までに就職ができたか、できないかは、そこまで大きな問題ではないと考えられます。
それより気にするべきなのは「年齢」です。
既卒を対象とした就活支援サービスは、20代のみを対象としているものがほとんどですが、20代後半になるにつれて、教育コストという観点から、就職が難しくなっていきます。
若いうちは、いろいろなことを吸収しますし、給与水準も高くないため、企業としては活躍してくれる人材として育てたいと考え、雇ってくれます。
そのため、歳をとってしまうと不利になってしまうため、既卒の場合は、1年でも早くに内定を勝ち取ることが必要になります。
希望の会社に就職できなかった
2つ目の就活失敗は、「希望の会社に就職できなかった」というものです。
皆さんの中には「この会社に行きたい」「この会社に入れれば、勝ちだ」と思えるような会社が1つはあるかと思いますが、そこに入れなかったという理由で、「就活に失敗した」と思う場合もあるでしょう。
これは受験の「志望校に合格できなかった」というのと同じです。大学の中には、第一志望に落ちて入学してきて、あまり居心地が良さそうでない学生がいた人もいるでしょう。
就職はしたが、想像していたものと違った
3つ目の就活失敗は、「就職はしたが、想像していたものと違った」というものです。
これは就活中の就活生は、あまり想像がしにくいことだと思いますが、就職してみたものの、想像と大きく異なり、最悪の場合、辞めてしまうケースもあります。
「3年後離職率」という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、最近では「新卒の離職率」が何かと問題に上がることがあります。
新卒で入ったものの、「イメージと違った」などの理由から、辞める人が多く、「これだからゆとりはダメだ」「新卒だからって考えが甘い」などと問題視されています。
就活失敗の主な原因は?
前章で挙げた就活失敗の主な原因は、大きく2つが考えられます。
- 情報不足
- 対策などの努力不足
情報不足
前章で言うと、「卒業までに就職できなかった」というのと、「就職はしたが、想像していたものと違った」という2つの就活失敗の原因です。
まず、「卒業までに就職できなかった」人は、「応募しようと思っていたら、期限が過ぎていた」「受かるためのESの作り方や、最終面接で見られているポイントなどが分からなかった」などが原因であることが多いです。
“知っていれば対応できた”ものであることが多く、知らなかったから対応できなかったものがほとんどです。
もちろん、すべての情報について網羅していなければ内定が取れないというわけではないですが、内定を取れるだけの情報は持っていなかったと言えます。
また、「就職はしたが、想像していたものと違った」という人も、情報不足が原因です。
「会社の労働条件」や「仕事内容・キャリア」などにギャップが生まれてしまった人が多いですが、就職するまでに確認したり、調べたりすれば分かるものがほとんどです。
自分にとって、どういう環境・条件が良いのか、またどういうものは絶対にダメなのかを明確にして、確認するだけでも、大きくは外れないと思いますが、それすらもできなかった可能性があります。
対策などの努力不足
もう一つの原因は、「対策などの努力不足」です。
内定を勝ち取るためには、頑張らなければいけない場面がたくさんあります。
- スケジュールを把握して、応募する(落ちても応募し続ける)
- 書類選考の書き方を理解して、何度も添削してもらう
- 面接に向けて、想定質問と回答を作り上げる
- 面接で答える回答の質を上げるために、自己分析を徹底する
- より企業について理解する(齟齬をなくす)ために、企業研究をする
これらのことをきちんと行って、さらに、高いレベルで行う必要があります。
例えば、どんなにたくさん面接対策をしても、実際の面接で力を発揮できなければ、内定は勝ち取れません。実際の面接から学ぶことも多いので、面接の質を上げるためには、かなりの数の企業面接・面談をこなす必要があります。
そういう意味で、上にまとめたことを何度も何度も繰り返す必要があるわけです。この試行回数が多くなると、精度が上がっていくと感じているので、必然的に内定に近づくと思っています。
私自身も、エージェントを活用して2ヶ月間は、面接・面談の嵐でした。その前も大量の説明会を受けていましたが、誰よりもアクティブに動いていた気はしています。
就活に失敗してしまう人の特徴
ここでは、私や、私の友人が実際に就活をして感じた「就活に失敗してしまう人の特徴」について、ご紹介します。
大きく、4つ特徴があります。
- 1人で何でもできると思っている(ズレてる人)
- 情報収集やスケジュール管理ができない
- 頼れない人、気軽に相談・質問できない
- 希望条件や業界をかなり絞っている
1人で何でもできると思っている(ズレてる人)
高学歴の人に多い気がしているのですが、「1人で何でもできると思っている人」は、就活に失敗してしまいます。
私も最初は、「就活なんて1人で突破できる」「ESも、自分で考えれば突破するし、面接も突破できる」と、思っていたのですが、尽く落ちてしまいました。
そこから改め直して、仮説検証をしたり、エージェントを活用したりしたのですが、思い込みや考え方が、内定が取れる方向性とズレている場合は、尽く失敗します。
私は途中で、「あ、自分ひとりでは内定にたどり着けない」と思い、方向修正をしましたが、それすらもできない人は、内定は勝ち取れないと思います。
情報収集やスケジュール管理ができない
次に、「企業の採用スケジュールを知らない」とか、「気づいたら、締切が過ぎていた」などという、情報収集やスケジュール管理ができない人も、就活に失敗してしまいます。
情報収集というのは、いわゆる企業の採用情報もそうですが、業界の情報や就活をスムーズに成功させるコツ・考え方などのセミナーなども含まれています。
アンテナを張って就活をしている人と、ただ漫然と気づいてから動いている人とで、雲泥の差ができてしまうのは当然のことです。
情報収集やスケジュール管理ができない人は、入社してからも大変なので、就活中に改善したり、クセづけたりするようにしましょう。
頼れない人、気軽に相談・質問できない
また、友達やエージェントに頼れない人、気軽に質問・相談ができない人も、就活に失敗してしまいます。
簡単に言えば、「プライドが高い人」は就活に失敗してしまう可能性が高いということです。
「俺がこんな質問をするなんて、恥ずかしい」とか「エージェントに頼るなんて、負けたも同然だ」なんて思っている人は、おそらく就活に失敗してしまいます。
それで内定が取れれば、良いですが、取れないのであれば、方向修正をしていくべきです。
特に、自分1人で考えたことや、情報は間違っていることも多く、思い込みであることが多いです。だからこそ、就活で失敗してしまうわけですが、その間違いを修正するチャンスを作らなければ、いつまで経っても結果は良くなりません。
実業家として有名な堀江貴文さんも、舞台をやる上で、踊り方のコツを知りたいと思った時、自分よりも何十歳も年下の女性に「これどうやって踊るの?」と質問していたと聞きます。
就活のまず据えるべきゴールは内定を勝ち取ることであって、質問をして恥ずかしいと思われないようにすることでも、友達やエージェントを頼って情けないと思われないようにすることでも、ありません。
ゴールや結果を履き違えないようにしましょう。
希望条件や業界をかなり絞っている
最後に、「俺はこの業界しか受けない」「この会社しか受けない」など、希望条件や業界をかなり絞っている人は、就活に失敗してしまいます。
「それでも良い」「どうしてもそこに行きたい理由がある」という場合は、良いですが、ほとんどの人はそんな特別な理由はないと言えます。
世の中には、380万社もの会社が存在しており、大企業だけでも12,000社あります。その中に、自分に合う企業が1社しかない、もしくは、1業界しかないというのは、さすがにありえないと思いませんか?
単純に視野を広げれば、もっと面白いと感じる業界があるかもしれませんし、自分に合う企業を見つけられるかもしれません。
今希望としている条件や業界を広げて、内定を勝ち取ることと、その条件や業界に固執すること、どちらが自分にとって良い選択か、きちんと吟味してください。
就活に失敗しないようにするには?
ここまで、就活失敗や、失敗してしまう原因、失敗していまう人の特徴について、詳しく解説してきましたが、ここではそんな「就活失敗を引き起こさないために、どうすれば良いか?」についてご紹介します。
情報収集を行う
まず、情報収集を徹底的に行ってください。
例えば、
- マイナビやリクナビなどの就活サービスが行うセミナーに参加してみる
- OB・OG訪問を行って、就活を成功させる方法を聞いてみる/ES対策・面接対策などについて聞いてみる
- 業界地図などの本を買って、業界の情報と企業情報をゲットする
などです。そして、何をすれば良いのかが分かったら、早速行動に移してみてください。
内定を勝ち取るためには、面接を突破しなければいけないですし、書類選考や適性検査、説明会に参加しなければ選考に入れないなど、突破していくべき壁はたくさんあります。
情報収集に徹することで、行動がおろそかになってしまっては、本末転倒です。
行動と情報収集は、自転車の両輪だと考え、同レベルで行っていくようにしましょう。
エージェントを活用する
右も左も分からない、自分で自分を律するのが難しそうという人は、エージェントを活用してください。
エージェントは、いわば”伴走者”で、企業から内定が出るまで・就職するまでのサポートを、徹底して行ってくれます。
勘違いしてほしくないのは、「エージェントに登録すれば、内定がもらえる」わけでは決してありません。サポートをしてくれるのであって、自分がしなければいけない努力量はほとんど変わりません。
だから、エージェントに登録して内定を勝ち取ったとしても、全く恥ずかしくないですし、むしろ、業界の情報や企業の選び方、就活の軸・志望動機の作り方などについて知れるので、メリットしかないです。
エージェントは、正しい努力の方向を示してくれる存在なのです。
実際に私が利用して、本当に質が高いと思ったエージェントを3つ紹介するので、ぜひ利用してみてください。
キャリセン就活エージェント
キャリセン就活エージェントは、シンクトワイス株式会社が運営する、新卒向け就職エージェントです。
累計6万人もの人が利用しており、コンサル歴10年にも及ぶプロのキャリアアドバイザーが徹底的にサポートしてくれます。
就活生1人に、個別で徹底的なサポートをしてくれるため、内定獲得数が5.4倍(※2019年度卒実績)、最短1週間で内定を獲得することができます。
面接対策はもちろん、希望や適性に合った企業紹介や選考のアドバイスもしてくれるので、納得した就活を行うことができます。
登録後は、じっくり1時間の個別面談を行ってくれるため、就活をする上での悩みや、考えていることを相談してみましょう。
キャリアチケット
キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営する、就活エージェントです。
就活のプロであるキャリアアドバイザーが担当で付いてくれ、将来のことから自己分析まで徹底的にサポートしてくれます。
今まで受かった人の特徴や戦略をベースに、サポートしてくれるので、キャリアチケットでも確実に内定に近づくことができます。
入社後のプランも見据えて、その人に本当に合った企業を紹介してくれるので、その点もおすすめと言えるでしょう。
就活のプロに話と一緒に進めていきたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
学長
Goodfindエージェント
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完全無料で利用することができるので、ぜひ活用してみてください。
学長
就活に失敗しないためにもエージェントを最大限活用しよう
ここまで、就活の失敗について、原因や失敗してしまう人の特徴、対策などについて、詳しく解説してきました。
就活の失敗は、単純な情報不足・努力不足であることがほとんどですし、そうでなくても、見方や考え方を変えれば失敗でなくなることがほとんどです。
それを、いかに客観的に見ることができるかが鍵になってくるわけですが、エージェントを活用すれば、一発で解決します。
「今、あなたがしようとしている意思決定は、入社してから大変になりますよ」ということも言ってくれますし、正しい努力の方向を示してもくれます。
ぜひ、エージェントなどを活用して、就活に失敗しないようにしてください。