大学3年生に上がった人は、就活について情報を集め始めていることでしょう。
私は大学3年の6月から就活を始めて、翌年の1月までに合計4つの内定を獲得することができました。就活では、合同説明会から、OB・OG訪問、就職エージェントを利用するなど、一通り活用しました。
その上で、この記事では「就活はどのように進めていくべきか?」について解説します。
大きく就活の全体像を捉えることを目的に、一通り目を通してみてください。
- まずは就活の全体スケジュールを把握する
- OB・OG訪問や説明会を通して、自己分析・就活の軸を固めていく
- 就活エージェントをフルに活用しながら、選考対策を行い、内定を勝ち取る
目次
まずは就活の全体像を把握しよう
上図に示したスケジュールは、私が実際に行った就活スケジュールです。一通りのイベントやサービスなどは利用しました。
インターンシップの情報が解禁されたタイミングで、ぼちぼち就活をし始めて、最初のうちは情報収集を行いました。そのうちに、ベンチャー企業を始めとして、早期選考が開始され、本選考に向けての準備(アウトプット)に切り替えました。
もちろん、すべての人に当てはまるとは思っていませんので、自分が今どの時期にいて、内定獲得まで何ヶ月あるかを確認して、自分なりに調整してみましょう。
以下の記事で、就活のスケジュールについては詳しく解説しているので、まずはそちらをチェックしてみてください。

自己分析をして、就活の軸を作ろう
大まかな就活スケジュールを把握したら、自己分析をして、就活の軸を作り始めましょう。
もちろん、合同説明会に参加してみたり、OB・OG訪問を行ってみたりしても構いませんが、就活の軸を考えてから始めたほうが、後々楽です。
就活の軸は、「過去の分析」と「将来どうしたいか」の2軸があります。
過去の分析は、無意識の部分が多いため整理するのに時間がかかりますし、「将来どうしたいか」の部分は、ぼやっとでも考えておくだけでも、説明会を聞いた時の印象が変わります。
就活の軸は、変わっても全然大丈夫なので、早いうちに作るようにしておきましょう。
就活の軸の作り方、自己分析のやり方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。


合同説明会に参加する
ざっくりでも就活の軸ができたら、合同説明会に参加してみましょう。
私の就活は、合同説明会から始まりました。企業側も就活に慣れない学生が参加していることは分かっているので、進め方などを踏まえた説明会をしてくれることが多いです。
“就活の肌感”を感じることができると思うので、積極的に参加してみましょう。
また、実際に説明会を聞いてみて、就活の軸が変わったら、その都度修正していきましょう。
合説については、以下の記事で詳しく解説しています。そちらも合わせてチェックしてみてください。

OB・OG訪問も活用する
合同説明会に参加して、疑問に思ったこと・不安に思ったことなどがあれば、OB・OG訪問をして、積極的に聞いてみましょう。
OB・OG訪問は、いわば”就活の先輩”です。企業の見方から、就活の進め方、業界に関する情報など、現在働いているからこそ分かるリアルな情報を受け取ることができます。
就活の軸をより強固なものにするためにも、少しでも疑問に思ったことがあれば、質問してみるべきです。
もちろん、OB・OG訪問をしなくても、内定を勝ち取ることはできますが、就活の進め方等に少しでも不安がある人は、積極的に活用してみましょう。
OB・OG訪問については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

ビズリーチ・キャンパス【一流企業に勤めている人と話したい人におすすめ】
ビズリーチ・キャンパスは、OBOG訪問サービスの中で、最も代表的です。
2019年9月時点で、39大学で利用ができ、学生は約51,000人、OB・OGは約27,000人登録しており、業界トップレベルです。
ビズリーチ・キャンパスでは、同じ大学を卒業したOBOGの方に話を聞くことができます。一流の企業に勤めている方が非常に多いです。
また、企業公認のOBOGも多く、アクティブな人が多いため、「すぐに話を聞きたい」という人にもおすすめです。
ただ、利用できる大学が限られているので、利用できない就活生もいるのは、デメリットと言えるでしょう。
ビズリーチ・キャンパスが利用できる就活生は、必ず利用しておきましょう。
HelloVisits【就活支援に本気な人と話したい人におすすめ】
HelloVisitsは、ビズリーチ・キャンパスと並ぶ、代表的なOBOG訪問サービスです。
今はビズリーチ・キャンパスが主流のサービスですが、少し前までは、HelloVisitsが主流のサービスだったようです。
HelloVisitsの最大の特徴は、OBOGの方の真剣度が高い点です。プロフィールがとにかく細かく、信じられないほど丁寧です。
「どうしてもこのOBOGの方に話を聞きたい!」という熱意のある就活生が利用するイメージがあります。
真剣に、就活相談をしたいという方は、HelloVisitsを利用してみてください。
Matcher【内定者・新卒入社など年齢が近めな人と話したい人におすすめ】
Matcherは、ビズリーチ・キャンパスやHelloVisitsとは違い、「気軽にOB・OG訪問ができるサービス」です。
最大の特徴でもある「就活相談に乗るので、◯◯してください」という、ギブアンドテイクのシステムが採られています。
「この企画について、率直な意見をください」「一緒に山に登ってください」などユニークなお願いもあれば、何もしなくて大丈夫というOBOGの方もいます。そこまで構える必要はありません。
Matcherに登録している人は、大学や企業、働き方など、本当にいろいろなので、面白い人に出会うことができます。
イメージとしては、ビズリーチ・キャンパスやHelloVisitsよりも緩いので、気軽にOBOGの人に話を聞きたいという人におすすめです。
新卒向けの就職エージェントを活用しよう
合同説明会やOB・OG訪問などを活用して、情報収集をしながら、就活の軸をある程度作ることができたら、新卒向けの就職エージェントを活用しましょう。
“そもそも就職エージェントは活用すべきなの?”と疑問に思っている人は、1人での就活と、エージェントを利用しての就活の療法を経験した私が、詳しく解説している記事があるので、参考にしてみてください。

ただ、タイミングや時期によっては、まだ自分が卒業する年のエージェントサービスを利用できない可能性があります。そのときは、次の章の「就活の選考対策を行おう」に飛んで、自力で行ってみましょう。
学長
新卒向けの就職エージェント3選
新卒向けの就職エージェントは、次の通りです。
キャリアチケット
キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営する、就活エージェントです。
就活のプロであるキャリアアドバイザーが担当で付いてくれ、将来のことから自己分析まで徹底的にサポートしてくれます。
今まで受かった人の特徴や戦略をベースに、サポートしてくれるので、キャリアチケットでも確実に内定に近づくことができます。
入社後のプランも見据えて、その人に本当に合った企業を紹介してくれるので、その点もおすすめと言えるでしょう。
就活のプロに話と一緒に進めていきたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
学長
キャリセン就活エージェント
キャリセン就活エージェントは、シンクトワイス株式会社が運営する、新卒向け就職エージェントです。
累計6万人もの人が利用しており、コンサル歴10年にも及ぶプロのキャリアアドバイザーが徹底的にサポートしてくれます。
就活生1人に、個別で徹底的なサポートをしてくれるため、内定獲得数が5.4倍(※2019年度卒実績)、最短1週間で内定を獲得することができます。
面接対策はもちろん、希望や適性に合った企業紹介や選考のアドバイスもしてくれるので、納得した就活を行うことができます。
登録後は、じっくり1時間の個別面談を行ってくれるため、就活をする上での悩みや、考えていることを相談してみましょう。
Goodfindエージェント
Goodfindは、成長志向の強い就活生向けの就活サービスです。
「市場価値を高めたい」「将来起業・独立したい」といった野望を抱えている学生が多く、紹介される起業も成長市場の真っ只中にいる企業や、確実に成長する企業ばかりです。
いわゆる"成長中のベンチャー企業"を、厳選して紹介してくれるので、成長意欲のある人は、必ず登録しておきたいサービスです。
また、運営者やアドバイザーの人の質も非常に高く、有名企業の役員経験者や、有名外資系コンサル出身など、ハイキャリアな人がほとんどです。
そんな人が就活を全面的にサポートしてくれるサービスが、「Goodfindエージェント」です。
完全無料で利用することができるので、ぜひ活用してみてください。
学長
第二新卒や既卒の方向けの就職エージェント3選
第二新卒や既卒の方向けの就職エージェントは、次の通りです。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する、第二新卒に特化した就職エージェントです。
会社自体が、キャリア・仕事に関する事業を行っており、そこで蓄積された多くのノウハウを活用し、支援してくれます。
就職支援実績も非常に豊富で、18歳〜28歳までの就職支援実績は、22,500人以上、未経験からの就職支援も10,000人以上となっています。
マンツーマンでサポートしてくれ、履歴書の添削から、面接対策まで、徹底的にサポートしてくれるので、第二新卒の方には非常におすすめできるエージェントです。
完全無料で利用することができるので、ぜひ第二新卒エージェントneoも活用してみてください。
DYM就職
DYM就職は、新卒・中途・第二新卒、すべての就活に対応した就職エージェントです。
特に、フリーター・第二新卒の就職に強みを持っており、求人も数多く扱っているため、第二新卒となり、再度就活をする人には非常におすすめです。
DYM就職は、過去5,000人の就職者の支援を行ってきており、その就職率は驚異の96%にまで上ります。
企業とのパイプが強く、書類選考無しで、採用担当者や社長に直接繋ぐことができるので、非常にスピーディな就職を実現させることができるという特徴があります。
また、取引のある企業は、福利厚生が非常に充実していたり、3年後離職率3%を実現していたりする優良企業ばかりで、利用した人の満足度も非常に高いです。
全国に8つの支店を持ち、売上高152億円以上・連結従業員数641人の企業が運営しているので、その点からも安心して利用することができます。
第二新卒となったら、まず利用したい就職エージェントと言えるでしょう。
JAIC(ジェイック)
JAICは、20代の第二新卒を中心に、未経験からの正社員就職を支援している、就職エージェントです。
2005年から運営しており、就職支援実績は23,000人にまで上ります。さらに、入職後定着率も91.5%と非常に高く、就職者にぴったりの職場を紹介しているのが分かります。
JAICは、大きく4つのコースが用意されており、年齢や性別などによって異なります。
- 就職カレッジ:20代など若い世代の正社員就職支援を行っており、老舗メーカーなど安定した経営基盤を持つ会社を紹介している
- 女子カレッジ:就活をしている女性を全般的にサポートしており、総合職や、事務や販売職を紹介している
- セカンドカレッジ:20代の大学・大学院中退者を専門に、正社員就職をサポートしている
- 30代カレッジ:30代のフリーターや社会人未経験者の方を専門に、正社員就職をサポートしている
JAICは、20代〜30代の幅広い年代、性別などに特化したコースを用意しており、多くの人が利用できるのが最大の特徴です。
また、全国・海外の合計9つもの支店を持ち、資本金2億円以上・従業員数238人にも上る企業が運営しているので、非常に安心して利用することができます。
第二新卒となり、再度就活を始める人は、まず相談して、話を聞いてみてください。
[/open]就活の選考対策を行おう
インターンシップ選考や、本選考が始まった場合は、以下の各フェーズごとに解説している選考対策記事を参照してください。
就職エージェントを利用している場合も、利用しながら参照すると、より精度高く修正できます。
ES

適性検査

志望動機

面接




就活に関する情報について理解しよう
就活は、これまでに説明してきた「情報収集をする→選考対策をする→選考に応募する→上手くいくまで繰り返す」というのが全体像です。
ここでは、そんな就活に関わる情報や、就活中のメールのやり取りに関すること、就活に関する不安などについて、解説します。
インターンシップについて

就職中のメールのやり取りとその書き方



就活に関する不安を取り除こう

就活の全体像を把握して着実に進めていこう
就活は、情報戦です。いかに、普通の学生よりも多くの情報を得て、有利に、そして効率的に進めるかがポイントです。
この記事をベースに、網羅的に情報収集をすることをおすすめします。
そして、何より就活のゴールは「自分の納得する会社に就職する」ことです。「名のしれた大企業が良い」「受かればどこでも良い」と考えている人は、必ずその意思決定を後悔します。
この記事に載っている情報だけでも、最低限後悔のない就活ができるので、ぜひしっかり読み込んで、対策してみてください。