面接は、「とにかく入社したい」というだけでは突破することができず、突破しうるだけのポイントを盛り込んだ志望動機を作り上げる必要があります。
1次面接から志望動機を問われることは少ないですが、2次面接以降は必ず聞かれる項目なので、事前に準備しておくようにしましょう。
この記事では、新卒就活の志望動機の書き方について、下のポイントを踏まえながら、ご紹介します。
- 新卒就活の志望動機の書き方やポイント
- 新卒就活の志望動機の例文
ぜひ参考にしてみてください。
目次
新卒就活の志望動機の書き方は?
まずは、新卒就活の志望動機の書き方について、大まかにご紹介します。
志望動機の作り方の大枠を押さえて、イメージを沸かせましょう。
志望動機の構成
志望動機は、大きく「業界の志望動機」と「その企業への志望動機」の2つを考える必要があります。
上に示した図の通りなのですが、次の手順で考えていきます。
- 過去の振り返りや、将来への想像から「やりたいこと」「なりたい像」を考える
- その「やりたいこと」「なりたい像」を実現するためには、何が必要かを棚卸しする
- 必要なことから、企業や仕事に求める条件(就活軸)を定める
- 他企業との差分も見出しつつ、その企業が良い理由、その業界が良い理由を裏付ける
志望動機を作る上では、就活軸が必須になるので、まだ就活軸が作れていない人や内容が詰められていない人は、まずは就活軸を作るようにしましょう。
志望動機を書く時のポイント
志望動機を書く時は、以下のポイントを押さえましょう。
将来からの逆算と一貫性
志望動機は、将来からの逆算と一貫性を保つことが大切です。
- 「将来こんな人になりたい、こんなことがやりたい・実現したい」
- 「それを実現するには、◯◯をする必要があり、□□という環境が必要」
- 「だから、△△業界・◎◎会社を志望する」
というのも、一貫性を保つことで、「なぜその業界を選んだのか?」「なぜその会社を選んだのか?」を、誰もが納得する理由で説明しやすいからです。
私は、△△業界・◎◎会社を志望しています。
過去、◯◯という経験をしたことから、▽▽に興味を持ち、▲▲を実現したいと思うようになりました。▲▲を実現できる業界としては、△△業界だと考えています。
そして、私は将来、◯◯な人になりたいと考えており、そのためには、●●という能力を付ける必要があり、その他にも◉◉といったスキルもつけたいと考えています。
また、将来働く上で、●●と言ったことも大切だと思っており、●●があるような環境で働きたいと考えています。
▲▲を実現できる業界としては、△△業界だと考え、その中でも、私が求める環境が整っているのは、◎◎会社だと思いました。
以上の理由から、△△業界・◎◎会社を志望します。
上のように説明することができ、第三者が見ても、納得ができるような説明をすることができます。
業界とその企業を選んだ誰もが納得する理由
最初に、「『業界の志望動機』と『その企業への志望動機』の2つを考える必要がある」と言いましたが、それらを選んだ理由を、誰もが納得するものに仕上げる必要があります。
業界の志望動機は「将来したいこと・成し遂げたいこと」、その企業の志望動機は「就活軸(企業に求める条件)との一致・他企業との差分」です。
大きくは、「将来どんな人になっていたいか?」「どんなことを成し遂げたいか?」から始めて、「なぜ?」を問い続けるのが良いでしょう。
また、将来を考えて、「こんなことがしたい・実現したい」というのが思いつかない人もいると思いますが、過去を振り返ってみると思いつくことがあります。
幼少期・小学校・中学校・高校・大学に時期を分けて、ポジティブ・ネガティブな出来事をできるだけ書き上げて、そこから分かることをまとめてみると、将来やりたいことや、企業に求める条件を見出すことができます。
その企業でやりたいことの明記
最後に、その企業でやりたいことを明記することも非常に大切です。
正直、ここが一番大変な部分になります。就活生は、働いた経験がないので、想像がしづらいからです。
例えば、「将来、なりたい姿」から、「身につけるべきスキル・能力」を定義して、”その会社であれば、どのような働き方・ポジションに付けば身につけることができるか”を考えると、ある程度まとめることができるでしょう。
新卒採用は「ポテンシャル採用」なので、抽象的でも「こんなことがやりたい」というのがあれば、大目に見てくれる会社も多いです。
しかし、「こんなことをやりたい」という中身が具体的で、解像度が高くないと、後々入社した後「自分は、なんでこの会社に入ったんだっけ?」となり、働くモチベーションを保てなくなります。
ある程度、やりたいことを考えるだけで、就活は突破できるかもしれませんが、今後のためにも、やりたいことが明確に、具体的になるように考えてみてください。
新卒就活の志望動機の例文を参考にして実際に作ってみよう
ここでは、新卒就活で実際に私が内定を取ったときの、志望動機の例文をご紹介します。
ポイントは変わりませんが、ぜひ参考にしてみてください。
私は、メディア業界の中でも、Webメディアを志望しており、A会社を志望しています。
私は幼少期の頃、「言いたいことが言えない」「伝えたいことが上手く伝わらない」など、人とのコミュニケーションに悩んでいました。
それは中学校・高校に上がっても変わらず、最も伝わる言い方や、語弊がなく一発で伝わる言い方、了解・了承が得られる言い方を常に考えていました。
大学に入って、長期インターンを行う機会があったのですが、そこで初めて「Webメディア」というものに関わりました。Webメディアでは、記事・画像・動画などを通じて、多くの人に、さまざまな情報を伝えることができ、幼少期の頃から悩んでいた”伝える”ということに、熱量を注ぐことができました。
その経験から、Webメディアを通して、自分の伝えたいこと・多くの人に知ってほしい有益な情報を伝えたいと強く思いました。
A会社は、動画コンテンツを中心にメディアを作成しており、A会社が考えている”動画の魅力・未来”についても、強く共感しています。今後5Gが普及することで、人々がスマホを通して閲覧するコンテンツは、動画を中心に幅が出てくると感じており、私もその変化の波に乗ったコンテンツを作り上げたいと考えています。
A会社に入って、動画コンテンツを中心としたプロダクト作成に関わり、多くの人が見て、利用するものを作り上げたいです。
この他にも、将来の就活軸は別に定めており、そこからも「A会社が適している」という言い方をしています。
新卒就活の志望動機を作る際には就活エージェント・サイトを活用しよう
ここまで、新卒就活の志望動機を作り方について紹介してきましたが、正直、1人だけで作り上げるのは大変だと感じています。
私自身も、これらを1人で作れるようになったわけではなく、就活エージェントを活用して、作れるようになりました。
ここでは、私自身が利用したエージェント・サイト、周りの友達の評判から非常におすすめしたいエージェント・サイトをご紹介します。
完全無料で利用することができるので、ぜひ活用して、唯一無二の質の高い志望動機を作成しましょう。
キャリアチケット
キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営する、就活エージェントです。
就活のプロであるキャリアアドバイザーが担当で付いてくれ、将来のことから自己分析まで徹底的にサポートしてくれます。
今まで受かった人の特徴や戦略をベースに、サポートしてくれるので、キャリアチケットでも確実に内定に近づくことができます。
入社後のプランも見据えて、その人に本当に合った企業を紹介してくれるので、その点もおすすめと言えるでしょう。
就活のプロに話と一緒に進めていきたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
学長
キャリアパーク
キャリアパークは、上場会社のポート株式会社が運営している、就活サイトです。
最大の特徴は、合同説明会や会社説明会、インターン情報などの就活イベントや、志望動機まとめや自己分析シートなどの就活に役立つ資料が非常に豊富な点です。
キャリアパークを通して、情報収集から、実際の申込みまで、一気通貫して行えるので、スピーディーに充実した就活を行うことができます。
また、キャリアパークは、新卒向けの就職エージェントサービスも行っており、就活のプロが徹底してサポートしてくれます。
年間1,000名以上の就活生を支援してきた、就活のプロが付いてくれるので、安心して就活を行うことができます。
特別選考フローの求人もあるため、最短で1週間で内定を勝ち取ることもできます。
学長
キャリセン就活エージェント
キャリセン就活エージェントは、シンクトワイス株式会社が運営する、新卒向け就職エージェントです。
累計6万人もの人が利用しており、コンサル歴10年にも及ぶプロのキャリアアドバイザーが徹底的にサポートしてくれます。
就活生1人に、個別で徹底的なサポートをしてくれるため、内定獲得数が5.4倍(※2019年度卒実績)、最短1週間で内定を獲得することができます。
面接対策はもちろん、希望や適性に合った企業紹介や選考のアドバイスもしてくれるので、納得した就活を行うことができます。
登録後は、じっくり1時間の個別面談を行ってくれるため、就活をする上での悩みや、考えていることを相談してみましょう。
就活ノート
就活ノートは、売上高120億・従業員数640人以上の株式会社DYMが運営する、就活情報サイトです。
人気業界の分析や、資生堂や日立、JTBなどの有名企業の研究、自己分析、ES・面接対策まで、就活に必要な情報を一通り閲覧することができます。
就活をしている就活生の情報を元にしているので、リアルな選考情報や、状況を把握することができます。
「この会社の選考って、どんなことをするんだろう?」「コロナ渦で就活がどうなるのか心配…」など、リアルな就活情報を収集したい人は、まず登録してみましょう。
新卒就活の志望動機の書き方を知って面接を突破しよう
ここまで、新卒就活の志望動機の書き方についてご紹介してきました。
面接は、ただ単に「入社したいです」「とにかくがんばります」という志望動機では、突破することができません。この記事でまとめたポイントを押さえて、初めて入社させても良いか、判断してくれます。
ただ、1人だけで志望動機を作り上げることは、難しいと言えます。完全無料で利用できるエージェントを最大限活用して、最高の志望動機を作成しましょう。