就職浪人はしない方が良い?デメリットや就活戦略を徹底解説

就職浪人

就活生の中には、就活がうまく行かず、「就活浪人」を考えている人もいるでしょう。

この記事では、就活浪人とは何か、考えるべきデメリットや就活への影響、就活浪人の就活戦略について、詳しく解説します。

ぜひチェックしてみてください。

就職浪人とは

就職浪人とは、大学を卒業して、就職活動を行うことです

大学は卒業したので、大学生ではなく、入社しているわけでもないので、会社員でもない、そういう状態のことを「就職浪人」と言います。

就職浪人の割合はどれくらい?

まず、大学生の就職率ですが、文部科学省が令和2年6月12日に発表した「大学等卒業者及び高校卒業者の就職状況調査」によると、大学(学部)は98%、短期大学は97%であることが分かりました。

つまり、残りの2〜3%の学生が就職浪人していることが分かります。この調査の場合、調査対象人員は6,250人なので、約120〜180人が就活浪人をしていると言えます。

また、同調査において、大学(学部)のうち男子の就職率は、97.5%、女子の就職率は、98.5%であることが分かりました。女子よりも、男子のほうが就職率が低いと言えます。

就職浪人となってしまった理由は?

就活浪人をする理由は、いくつか考えられます。

  • 第一志望の企業に就職できなかったから、もう一年就職活動をする
  • どこにも採用されなかったから、もう一年就職活動をする
  • 公務員を志望して勉強していたが、試験に落ちてしまい、民間企業は1つも受けていなかったため、もう一年就職活動をする

「どうしてもこの企業に入りたい」という願望から、就活浪人をする場合もあれば、「どこにも採用されなかった」「公務員試験に落ちてしまった」など、やや後ろ向きな理由で就活浪人をせざるを得ない場合もあります。

就職浪人と就職留年の違いは?

就職浪人と似た言葉に「就職留年」というものがあります。

就職留年というのは、希望の会社に入社できなかったなどの理由から、もう一年留年して、就職活動を行うことです

就職浪人との大きな違いは、「大学を卒業しているか、いないか」です

就職浪人の場合は、大学を卒業しているので、「既卒」として扱われ、大学生ではなくなりますが、就職留年の場合は、大学を留年しているため、卒業はしておらず、「大学生」である点が異なります。

就職浪人するのは不利?考えるべきデメリットや就活への影響

ここでは、就職浪人は不利なのか、考えるべきデメリット・就活への影響について、詳しく解説します。

就職浪人になると「新卒」ではなくなる

就職浪人の最大のポイントは「既卒扱いになる点」です。

新卒として扱われなくなるので、ポテンシャル採用である、新卒採用を受けることができません。

その結果、大学の就職課のサポートや、新卒向けのエージェントも利用できなくなり、就職活動が難しくなります

就職留年の場合は、大学の授業料はかかってしまうものの、新卒として扱われるため、ポテンシャル採用を受けることができますし、大学のサポートや新卒向けのエージェントも利用することができます。

お金に余裕があるなら、就活浪人よりも、就活留年を選ぶ方が良いと言われる理由は、ここから来ます。

就職浪人をしてブランクを作ると採用担当に悪印象

就職浪人をするということは、自分の履歴書にブランクを作ることになります。

そのブランクが長ければ長いほど、採用担当に悪印象を与えるので、その点からも不利だと言われています

ブランクがあると、「この人はすぐに辞めてしまうのではないか?」「働く意欲がないのではないか?」「仕事への復帰が難しいのではないか?」という理由から、採用されにくいです。

就職浪人をするとモチベーションを保つのが難しくなる

就職浪人をすると、大学に行かなければいけない、課題をしなければいけないなどの制約を全く受けなくなるので、モチベーションを保つのが難しくなります

さらに、就活浪人の時期が長ければ長いほど、採用率は下がっていくので、できるだけ早くに活動をして、内定を獲得する必要があります。

しなければいけないことがなくなり、全く自由の身になった上で、自分を律して、就職活動を行っていかなければいけないので、かなり大変であることが想像できるでしょう。

敢えて就職浪人をする人は「労働年数」も考えるべき

就職浪人をする人の中には、「希望の会社に入れなかったから、就職浪人をする」と、敢えて就職浪人という選択をする人もいるでしょう。

その人は、自分が働く労働年数もきちんと考えた上で、判断するようにしましょう。

日本には、定年退職という制度があり、60歳以上になると、定年となり、退職をする期間となります。定年でなくても、体調や体の衰えから退職せざるを得ないケースもあり、自分が働ける年数には限りがあると言えます。

つまり、働ける年数、終わりが決まっているということです。

今決断しようとしている就職浪人の「1年」は、年収800万円近くになる30代後半〜40代の「1年」にもなり得ます。つまり、労働年数が減ることで、自分の年収が減るということでもあるのです

スキルや能力の醸成という意味でも、1年という期間は大切でしょうし、「今就職をして、働ける1年を賭けても、確実にそれ以上のリターンが得られるのか」という判断はしておいた方が良いでしょう。

就職浪人をする女性は男性の就職率・就職状況の違いを意識する

前項の「労働年数」に被りますが、就職浪人をする女性は、男性との就職状況の違いを意識しましょう。

男性と違い、女性は結婚や出産といったライフイベントがあります。結婚や出産はいつでも良いわけではなく、適齢期があり、仕事との関係も常に考えなければいけません。

就職浪人をして、1年遅らせることで、そういったライフイベントへの影響も考えなければいけません。

例えば、自分が欲しい年収や産休・育休などの休みは勤続年数に比例している場合もありますし、その場合は、1年という数字が大きく左右する可能性もあります。

また、男性と比べて、新卒の就職率は高いとしても、既卒の場合は、ライフイベントなども考え、企業側が採用したがらない可能性もあります。

そういった違いを踏まえた上で、就職浪人をするかどうかは、考えたほうが良いでしょう。

就職浪人の就活戦略

ここでは、就職浪人の就活戦略をご紹介します。

就活浪人は、「就職できなかった人がするもの」など、あまり良いイメージがない人も多いでしょうが、きちんと戦略を立てることが何よりも大切です。

ぜひチェックしてみてください。

就職浪人後の戦略をきちんと立てる

就職浪人になってしまった、就職浪人をすることを決意した場合は、「就職浪人後の戦略をきちんと立てる」ことが大切です。

結局の所、「就活浪人で、ブランクがあろうが、その企業が採用したい存在になれれば良い」わけです。

ちなみに、海外には「新卒採用」という制度がありません。すべての採用がいわゆる”中途採用”で、「何のスキル・経験もない状態で入社する」ということがありません。

大学で学んだことを活かして、就職したり、大学を卒業したら、自分でプログラミングやデザインのスキルをつけて、それから就職するというのが一般的です。

ですので、「希望の会社に就職できなかったから、◯◯というスキルを付けて、再度就活をする」などというのは、海外から見れば当たり前です

就職浪人であれば、大学などの縛りがないので、気になる企業の説明会に片っ端から参加してみても良いでしょうし、1週間くらいこもって自己分析をしても良いでしょう。

すべての業界・業種について、研究しても良いでしょうし、有意義に過ごせる可能性は大いにあります。

一番ダメなのは「なんとなく就職浪人をする」とか「何のプランもなく、就職浪人をする」ことです。「◯月までに内定を取る」という具体的なプランが浮かんだら、就職浪人をしても問題ないでしょう。

第二新卒向けのエージェントを活用する

厳しいことを言いますが、就職活動の時期に1つも内定をもらえず、就活浪人をせざるを得なかった人には、就職浪人後の戦略を立てることは難しいと言えます。

仮に、立てられたとしても、非常に見通しの甘いものだったり、漠然としすぎて実行に移せないものだったりするのがオチです。

就職浪人後の戦略を立てたり、内定までの具体的な道筋が見えない人は、第二新卒向けのエージェントを必ず利用してください

エージェントは、就活のプロです。書類選考から、面接まで「どういう人が受かり、落ちるのか」「今目の前の人が内定を取るためには、何をすれば良いのか」というのを、専門的に理解しています。

就活浪人をせざるを得なかった人は、十中八九、情報不足で、自分がなぜ内定をもらえなかったのか、どうしたらもらえるのかを理解していない人がほとんどでしょう。

第二新卒向けのエージェントは完全無料で利用できますし、その上、内定まで導いてくれます。利用しない手はありません。

以下に、非常に質の高い第二新卒向けのエージェントを紹介するので、複数登録してみてください。

JAIC(ジェイック)

JAIC

JAICは、20代の第二新卒を中心に、未経験からの正社員就職を支援している、就職エージェントです。

2005年から運営しており、就職支援実績は23,000人にまで上ります。さらに、入職後定着率も91.5%と非常に高く、就職者にぴったりの職場を紹介しているのが分かります

JAICは、大きく4つのコースが用意されており、年齢や性別などによって異なります。

  • 就職カレッジ:20代など若い世代の正社員就職支援を行っており、老舗メーカーなど安定した経営基盤を持つ会社を紹介している
  • 女子カレッジ:就活をしている女性を全般的にサポートしており、総合職や、事務や販売職を紹介している
  • セカンドカレッジ:20代の大学・大学院中退者を専門に、正社員就職をサポートしている
  • 30代カレッジ:30代のフリーターや社会人未経験者の方を専門に、正社員就職をサポートしている

JAICは、20代〜30代の幅広い年代、性別などに特化したコースを用意しており、多くの人が利用できるのが最大の特徴です。

また、全国・海外の合計9つもの支店を持ち、資本金2億円以上・従業員数238人にも上る企業が運営しているので、非常に安心して利用することができます。

就職浪人となり、内定を勝ち取るのに自信がない人は、まず相談して、話を聞いてみてください。

DYM就職

DYM就職

DYM就職は、新卒・中途・第二新卒、すべての就活に対応した就職エージェントです。

特に、フリーター・第二新卒の就職に強みを持っており、求人も数多く扱っているため、就職浪人時に利用するエージェントとしては非常におすすめです。

DYM就職は、過去5,000人の就職者の支援を行ってきており、その就職率は驚異の96%にまで上ります。

企業とのパイプが強く、書類選考無しで、採用担当者や社長に直接繋ぐことができるので、非常にスピーディな就職を実現させることができるという特徴があります

また、取引のある企業は、福利厚生が非常に充実していたり、3年後離職率3%を実現していたりする優良企業ばかりで、利用した人の満足度も非常に高いです。

全国に8つの支店を持ち、売上高152億円以上・連結従業員数641人の企業が運営しているので、その点からも安心して利用することができます。

就職浪人を決意したら、まず利用したい就職エージェントと言えるでしょう。

第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する、第二新卒に特化した就職エージェントです。

会社自体が、キャリア・仕事に関する事業を行っており、そこで蓄積された多くのノウハウを活用し、支援してくれます。

就職支援実績も非常に豊富で、18歳〜28歳までの就職支援実績は、22,500人以上、未経験からの就職支援も10,000人以上となっています

マンツーマンでサポートしてくれ、履歴書の添削から、面接対策まで、徹底的にサポートしてくれるので、就職浪人の方には非常におすすめできるエージェントです。

完全無料で利用することができるので、ぜひ第二新卒エージェントneoも活用してみてください。

就職浪人についてよくある質問

ここでは、就職浪人についてよくある質問についてご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

コロナの影響で就職浪人するのはどう?

結論から言うと、コロナの影響は特に関係なく、そもそも就職浪人をしたいか、したくないかという決断と変わりないと言えます

リクルートワークス研究所が発表した、大卒求人倍率調査によると、2021年卒の大卒求人倍率は1.53倍であることが分かりました

前年の2020年卒の大卒求人倍率は、1.83倍なので、コロナの影響を受けたのは0.3ポイントしかないと言えます。

もちろん、コロナウイルスの影響を受け、インターンシップの倍率や、人気企業・業績が悪化した企業の採用倍率は上がるでしょう。

しかし、だからと言って、「コロナの影響があったから、就職浪人する」と決めてしまうのは、早合点です。きちんと、就職浪人そのもののデメリットも考慮するようにしましょう。

就職浪人して留学するのはどう?

タイミングにもよりますが、悪くはないと言えます

というのも、就職浪人時期の留学は、そこまで採用担当者に悪い印象を与えないと言えるからです。

「どうしても留学したいから、就職浪人した」とも言えるでしょうし、「就職浪人になってしまったが、この時期を利用して、1つでも多くのことを学びたいと思い、留学した」とも言えて、悪い印象を与えることはないでしょう。

ただ、「どうして留学をしようと思ったのか?」「留学をして、何を学んだか?」などについては、きちんと語れる準備をしましょう。

そして、留学をする準備をするために、就活をせず、結局留学できなく、就活も進んでいないなどというのは、最悪なので、きちんと就活浪人の中でのスケジュールを決めるようにしましょう。

就職浪人と大学院、どちらを選ぶべき?

どちらが良いとは、言えません。

大学院に進むことのメリットは、大卒よりも、より専門的な知識・技術を身につけることができることです

それはそのまま、就職先となる企業にとっても大きな価値となり、採用率も、給与も上がるでしょう。

しかし、「就職浪人となり、履歴書にブランクを作ることが嫌だから、大学院に進もうか」など、浅はかな考えで決断しようとしているなら、やめた方が良いです

そもそも、院試に合格するのは簡単ではないですし、大学院を卒業するのも容易ではありません。お金もかかりますし、考えるべきことはたくさんあります。

まずは、大学院進学・卒業について、きちんと情報収集をして、それを突破するだけの覚悟があるのかを確認しましょう。

そして、大学院で身につけたい知識・技術は何か、それを企業活動にどのように活かしたいかを、きちんと考えましょう。

公務員試験に落ちたら就活浪人すべき?

公務員試験に落ちてしまったら、選択肢は大きく2つあります。

  1. 落ちたことが分かったら、即座にエージェントに登録して、民間企業への就活を行う
  2. 就活浪人をして、公務員試験の勉強を続ける

1つ目の選択肢は、もし大学生のうちに内定が取れなければ、そのまま就活浪人をすることになるので、単純な時期の問題になります。

公務員試験に落ちてしまい、民間企業への就活に切り替えた友人がいるのですが、エージェントをフルに活用した結果、2ヶ月で内定をもらっていました。

なので、特に公務員試験に落ちてしまったからと言って、就活浪人確定というわけではありません

しかし、時期が時期なので、希望の企業に入社できない可能性は、大いにあります。

大企業・人気企業への就職は厳しく、条件すら通らないことも多々あるので、「最低限の条件さえ突破していれば、どこでも良い」という覚悟は持っておいたほうが良いでしょう。

また、その友人が利用していたエージェントも紹介しておきます。友人は、6つのエージェントを利用していましたが、2つほど登録しておけば問題ないでしょう。

キャリアチケット

キャリアチケット

キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営する、就活エージェントです。

就活のプロであるキャリアアドバイザーが担当で付いてくれ、将来のことから自己分析まで徹底的にサポートしてくれます

今まで受かった人の特徴や戦略をベースに、サポートしてくれるので、キャリアチケットでも確実に内定に近づくことができます。

入社後のプランも見据えて、その人に本当に合った企業を紹介してくれるので、その点もおすすめと言えるでしょう。

就活のプロに話と一緒に進めていきたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

学長

複数内定をもらった友人が利用していましたが、エージェントの人は丁寧に話を聞いてくれ、非常に良かったと絶賛していました。連絡手段がラインで、非常に話しやすい感じだったと言っていました。

キャリアパーク

キャリアパーク

キャリアパークは、上場会社のポート株式会社が運営している、就活エージェントです。

年間1,000名以上の就活生を支援してきた、就活のプロが付いてくれ、就活を全面的にサポートしてくれます

キャリアアドバイザーが、個別に面談を行い、適性や志向などを見極め、全国417万社ある中小企業の中から、厳選された優良企業を紹介してくれます。

特別選考フローの求人もあるため、最短で1週間で内定を勝ち取ることもできます。

1人で就活をすることに不安を感じている人、キャリアアドバイザーの力を借りたい人は、ぜひ利用してみてください。

学長

こちらも、複数内定をもらった友人が利用していました。キャリアチケット同様、担当の方は非常に丁寧で、ESの添削や就活軸の棚卸しなど、丁寧に手伝ってくれたと言っていました

就職浪人をした理由はどのように答えれば良い?

どんな状況であれ、前向きな理由にしましょう

  • 希望の企業に就職できず、どうしても就職したかった
  • 最終的に残った企業に就職するのは、どうしても納得が行かなかったので、納得が行くまで就活したかった

など、前向きに・本気で考えているというような理由が良いでしょう。

これは、人それぞれ事情が違うと思うので、各々考えてほしいですが、エージェントを活用すれば、言い方も考えてくれます。受ける企業に刺さる言い方も考えてくれるので、どんどん頼ってください。

結局、企業側からすれば、目の前にいる入職希望者が、どんなことをして、どんなことを話すかでしか、判断していません。それがエージェントの受け売りだろうが、きちんと自分の言葉で話せていれば、問題ないので、使い倒しましょう。

就職浪人する理由が大切!自分の将来をきちんと見つめよう

ここまで、就職浪人とは何か、就職浪人のデメリットや考えるべきこと、就職浪人の就活戦略などについて、詳しく解説してきました。

就活浪人は、決して安易に決断して良いものではありません。デメリットはあっても、メリットは特に存在しないからです。

学歴だけで判断せず、その人自身をきちんと見るような風潮にはなってきましたが、まだまだ学歴フィルターや、履歴書のブランクを悪印象と捉える企業・採用担当は非常に多いので、注意して、就活を行っていきましょう。